こんにちは!
ペーパーアート講師のやごかおりです。
当ブログでちょこちょこ登場しているシルエットカメオ。
私が開講しているシルエットアートベーシック講座でも、このカッティングマシンを使用していますが、皆さんご存知でしょうか?
今日は「シルエットカメオってなに?」という方のために、以下の情報をお伝えします!
シルエットカメオとは?
シルエットカメオは日本の製造メーカーである、グラフテックという会社が作っているカッティングマシンです。
別名でカッティングプロッターともいいます。プロッターは「線で出力する」という意味なので、「カッティングプロッター=線で出力して切る機械」ということですね♪
他のメーカーさんだとブラザー工業のスキャンカット(ScaNcut)や、ローランドDG社のステカ(Stika)が有名です。
シルエットカメオで何ができるの?
シルエットカメオがあると、こんなことに活用できます♪
- オリジナルのグリーディングカード、ポップアップカードの作成
- スクラップブッキング用のタイトルや装飾パーツをカット
- アイロンプリントシートをカットして、オリジナルのTシャツ・バッグ作り
- カッティングシートをカットして、オリジナルのステッカー作り
また、別売りの製品を購入する必要がありますが、こんなこともできますよ♪
- ロータリーブレード(布用)で布をカットして、小物作り
- PixScan台紙で手書きのイラストや写真をスマホでスキャンしてカット
シルエットカメオを使うメリットは?
手で切るより圧倒的に綺麗にカットできる
紙やカッティングシートを手で切るよりも、シルエットカメオを使用した方が圧倒的に綺麗にカットできます。1、2枚程度であれば、ハンドカットで良いかもしれませんが、大量に同じものを作るときは手が痛くなってしまいますよね。そんなときも、シルエットカメオがあれば綺麗かつ大量に紙や布をカットすることができます。
制作時間が短縮できる
シルエットカメオを使うと、機械が自動的に切ってくれるので、手で紙やカッティングシートを切っていた制作の時間が大幅に短縮されます。
以前私がこのブログでご紹介した、紙で作ったコウモリもこんな風に一度にカットできます。ワークショップなどで、大量に同じものを作らなければいけないときは本当に便利で、もう手放せません!
膨大な数の魅力的なデータを使用することができる
シルエットデザインストアというデザインデータストアで、19万点以上のデザインデータを購入・利用することができます。Free design of the weekという無料のデザインデータもあるので、最初は無料のものをダウンロードして使ってみるのもいいですね♪
また、シルエットカメオを購入すると無料のデータ100点と、デザインストア1ヶ月 2,500円分のトライアルサブスクリプション(定期購入プラン)が付属してきます。サブスクリプションプランについては、定期縛りは無いので、2500円分購入した後にすぐ解約すれば費用はかかりません。
専用ソフトを使用し、自分でデータを作ることができる
シルエットカメオを操作する時には、シルエットスタジオという専用ソフトウェアを使用します。このソフトウェアでは自分でオリジナルのデータを作ることもできます。
こちらは私が作成した封筒のデータです。
このように自分でデータを作成して、シルエットカメオでカットすることができます。
Bluetooth搭載なので、ワイヤレスで使用できる
シルエットカメオとパソコンとの接続方法は2パターンです。
①USBケーブルで接続
②Bluetoothで接続
パソコンや携帯の充電、無線LANの接続など、机まわりがケーブルだらけになりやすいので、シルエットカメオをBluetoothで使用できるのは嬉しいポイント。作業スペースをスッキリ使用できます♪
シルエットカメオを使うデメリットは?
前述の通り、シルエットカメオを利用するメリットはたくさん有るのですが、デメリットも合わせてお伝えしますね。
ランニングコストがかかる
- オートブレード(替え刃)
シルエットカメオを使用する際にはオートブレードという刃を使います。
この刃は消耗品になりますので、切れ味が悪くなってきたら交換する必要があります。交換頻度についてはカットする素材や使用頻度にもよるので、答えづらいのが正直なところです。私の場合、今年4月にシルエットカメオを購入し、毎週4〜5日紙をカットしていたのですが、9月頃に刃を一度交換しました。したがって、使用頻度がかなり高い方の場合で半年くらいが目安かもしれません。(あくまで個人的な感想です。)もしあまり使用頻度が高くなく、カットする素材が切りやすいものでしたら、刃の交換頻度はもっと少なくなると思われます。 - 台紙
紙や布などをカットする際には、台紙に素材を貼り付けてカットするのですが、この台紙も消耗品になります。カット圧を調整しつつうまく使用することで、交換頻度を少なくすることができます。こちらについてはシルエットカメオを購入して半年以上経った今も、特に問題なく使用できています。
音がそこそこ大きい
カットする時の音がそこそこ大きいので、人が寝静まった後に使うのはちょっと気を使ってしまうかもしれません。どこまで参考になるか分かりませんが、使っている時の動画を撮りましたので、ご覧になってみてください。(音が出るのでご注意ください!)
私が現状思いつくデメリットは以上2点になりますが、デメリット以上にメリットの方が大きいので、購入してよかったというのが個人的な感想です。
まとめ
シルエットカメオでできること、メリット・デメリットについてお伝えしましたが、如何でしたでしょうか?個人的には、活用の仕方で生活にたくさんの彩りや楽しみを与えてくれる、素晴らしい製品だと思っています。
シルエットカメオのベーシック講座も開講しておりますので、ももしご興味が湧いた方は、ぜひお気軽にお問合せくださいね♪